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『天と地の守り人』上橋 菜穂子
2007/09/11(Tue)
天と地の守り人〈第1部〉
上橋 菜穂子
4035403202


下の写真の本はこれです。第1部から完結の3部まで一気読み。このシリーズの好きなところ、それぞれの人物の立ち位置がほとんど変わらずに終わりました。ラスト、バルサには変化があったと言えるでしょうがそれもせざるを得ない事態があってこそ。バルサは雇われ用心棒、チャグムは迷える皇子、シュガは星読み。進むべき道を探りつつも、自分の在処は変わらないという。そしてタンダの切ないまでの見事な受け身っぷりはあっぱれです。十年かけて宿題を終わらせた上橋さんに感謝と敬意を。

*チャグムと『アルスラーン戦記』田中芳樹 のアルスラーン王子はわりとかぶりますね。作品のスタイルが違うことは重々承知ですけど。
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『蛇行する川のほとり』恩田陸
2007/07/14(Sat)
4122048699蛇行する川のほとり
恩田 陸
中央公論新社 2007-06

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最終形態であろう一冊にまとまった文庫が出たので、ようやく。
まとまった状態で読むと、置きっぱなしのエピソードや伏線がかなり目に留まってしまうのだけど、でもそれは『六番目の小夜子』の頃からですよね(笑)雰囲気もよく似てます。勢いでラストまで引っ張られて読み終わり、あれ?と首を傾げつつも読後感の良さで「まあいっか」。文庫版あとがきに書かれている通り少女(少女時代)への憧憬と惜別がテーマのようで、それらへの共感を呼び起こされます。男の人が読むとどんな感想になるのでしょうかね?
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『玻璃の天』北村薫
2007/06/11(Mon)
玻璃の天玻璃の天
北村 薫

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面白く読めました。ただ、お抱え運転手のいらっさるおぜうさまが主人公となると、彼女がその時代に生きた人としてはリベラルだろうがソーシャリストだろうが、あんまり共感を覚えにくく魅力に欠けてしまうはもう致し方ないことなのです。北村さんの他の推理小説のシリーズと同じく、真の主役たるホームズ=ベッキーさんに対して、ワトソンであるおぜうさまがやや道化にも感じられてしまうのがちょっとイタいです。ベッキーさんを真っすぐ主役にするのは駄目なんですかね…?(いや、承知はしてるんですが、それでも)端々から時がゆっくりと着実に進んでいることがわかるので、この先に待ち受ける過酷な時代を北村さんがどのように描くか楽しみです。そうなった時、この主人公の設定と造形が輝くんでしょうね。
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『ムーンライト・ラブコール』梶尾真治
2007/05/20(Sun)
ムーンライト・ラブコールムーンライト・ラブコール
梶尾 真治

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頭がすっかり溶けているので、読書を再開するにはあんまり固くない本が良いかな、と手に取った本。梶尾さんの本ってそういえば『地球はプレインヨーグルト』ぐらいしか読んだことがなかった(何故それなのか?美也とか黄泉とかでない)。SFというジャンルなのかと思ってたのだけど、SFテイストなほのぼの短編がほとんどだった。ちょーっとあますぎ…、話のスケールが局地的すぎてあんまり後味がよくなかった。最初のネタって、『わたしを月まで連れてって!』竹宮恵子 のお八重さんのエピソードにあったなあ。ラブコメと割り切れる分こっちの方が好きだ。

私を月まで連れてって!?完全版 (3)私を月まで連れてって!?完全版 (3)
竹宮 惠子

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地球はプレイン・ヨーグルト
梶尾 真治
415030114X



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『名もなき毒』宮部みゆき
2007/02/19(Mon)
名もなき毒名もなき毒
宮部 みゆき

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『誰か』続編。推理小説というよりは事件を取り巻く人間模様を描いていて、それなりに面白く読めるのだけど…。主人公の設定が魅力に欠けるはいかんともし難い。むしろ作家の姪っ子や不動産屋の社長が、以前の宮部作品~『パーフェクトブルー』や『魔術はささやく』の頃~に出てきたような懐かしい人物像形で親しみを覚える。毒を吐かれてしまった主人公により、毒を生み出してしまった人たちへ関心がいってしまったし…(枝葉の書き込み過ぎって『模倣犯』でもあったなあ)。このシリーズの続きより他のものが読みたいのが正直なところ。

この主人公の境遇ってちょっと『笑う大天使』川原泉の史緒を思い出すんだけど(笑)アプローチが正反対。

笑う大天使(ミカエル) (1)笑う大天使(ミカエル) (1)
川原 泉

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